新入学(園)や就職などで4月から新しい生活をスタートさせるた人も多い。また、最近家族が増えた(もうすぐ子どもが生まれる)などで暮らしぶりが大きく変わる世帯もあるのではないか。

春は生活基盤を整えることに注意が向きがちだが、家族構成が変われば、必要な生命保険の保障額も当然変化する。生命保険の見直しをする前に、以下のことについて考えておきたい。

生命保険の見直しタイミングはいつか

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(写真=PIXTA)

生命保険には、死亡保障や医療保障、教育資金や老後資金の準備など、加入目的によってさまざまな商品がある。多くの人が実践しているように、生命保険は加入したら終わりではなく、家計状況や家族構成の変化に合わせて見直すべきものである。

とくに死亡保障は、家族構成(扶養家族の人数)と関係が深い。よって、生命保険を見直すベストタイミングは、結婚や我が子の誕生など扶養家族が増えたときや子の独立や離婚などで扶養家族が減った場合だ。

若い世代の場合、給与水準が低く、「結婚して家計やりくりが厳しいし、もう少し後に考えたい」という人も少なくない。しかし実際は、家計にゆとりのない、貯蓄が少ない世帯ほど、大黒柱の万が一に備えるべきなのだ。なるべく早期に世帯主の生命保険(死亡保障)だけでも見直しを行おう。

独身時代に加入した生命保険の落とし穴