自分が加入している生命保険について、保障内容や目的などを説明できる人は非常に少ないのではないだろうか。死亡保険、医療保険の違い程度なら知っていても、定期保険、養老保険がどのような保険なのかまでは知らないことが多い。ここでは、生命保険の種類について詳しく解説するとともに、種類ごとに人気の生命保険ランキングを紹介する。あなたの目的にピッタリの保険を見つける一助にしてほしい。

生命保険の基本は3種類

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(画像=thodonal88 / Shutterstock.com)

生命保険にはいろいろな種類があって「難しい」と捉えている人がいるかもしれないが、実は生命保険の柱は「定期保険」「養老保険」「終身保険」の3種類だけである。まず、この3つの種類について特徴などを確認しよう。

定期保険

定期保険とは、一定の期間だけに保障される種類のもので、保険期間が終了すれば同時に保障も終了する。保険期間は、5年、10年、20年など年単位で加入期間を決めるものと、60歳、65歳など年齢単位で期間を決めるものがある。

定期保険は、基本的に保険料が「掛け捨て」になるが、その分保険料が低く抑えられるというメリットがある。また、保障内容はシンプルな仕組みで理解しやすい。死亡保障1000万円・10年期間なら保険料が○○円といった感じだ。

将来、保険の見直しをしたい時期がきたときに、変更しやすいということもポイントだろう。「死亡保障をもっと手厚くしたい」など万一のときの備えとして、少ない掛金で大きな保障が付けられる定期保険は、家計を支える度合いが高い世帯主などが、さらに保障を増やしたいときにおすすめである。

定期保険で注意しておきたい点は、5年、10年など期間ごとの更新型の場合「更新のたびに保険料が上がる」ということだ。更新型以外では、ある程度まとまった長い期間で保障する全期間型がある。

40歳から70歳までの30年間の保障で考えた場合、最初に30年間の全期間型で加入すれば、30年間保険料は変わらない。しかし、10年ごとの更新型で加入すれば、更新時の年齢で保険料が計算されるため、当初の保険料よりも高くなってしまうケースが多い。

結果的には、全期間型よりも更新型のほうがトータルで支払う保険料が増えてしまうことになるため、老後まで長い期間加入しておきたいと考えているなら、全期間型のほうがよいだろう。

養老保険

養老保険とは、満期までの一定期間の中で、死亡したり高度障害になったりしたときには保険金を受け取ることができて、保険の満期を迎えたときには満期保険金を受け取ることができる保険である。

若年から中年のころには、万一の事態に備える保障という安心感があり、何事もなければ満期にある程度の資金となることがメリットだ。

「保障」と「貯蓄」の両方を兼ね備えるという点で、若いときから養老保険に加入している人も少なくない。ただし、貯蓄部分も含むことで、保険料としては定期保険と比べて高くなる。

養老保険は、解約返戻金が他の保険種類と比べて多い傾向がある。また、解約返戻金の範囲内で一定の貸付も可能だ。貸付金には利息もかかるが、急にまとまったお金が必要になったときなどに有効に利用することができるだろう。

終身保険

終身保険は、死亡するまで一生涯の保障が続く保険である。保険期間や年齢に関係なく、何歳で死亡したとしても保険金が支払われ、保険を解約するときには、解約返戻金があり、老後資金としても活用することが可能だ。

高齢化社会になりつつある近年では、老後の生活資金をどのように準備するかは、非常に気になるところ。また、自分が死亡したときの葬儀費用や税金など、残された家族に負担をかけたくないと考えている人もいるはずだ。終身保険なら、そのどちらのケースにも備えておくことができるのがメリットの一つといえる。

年齢を重ねるほど、老後の保障や資金の備えとして利用価値の高い保険であることが実感できるかもしれない。

保険のタイプは2種類

上述では、保険の種類について紹介したが、ここからは「貯蓄型保険」「掛け捨て型保険」という保険のタイプについて確認していこう。

貯蓄型保険

貯蓄型保険とは、保障という保険の部分と、貯蓄という預金の部分の両方を併せ持つ保険のことである。保険料を支払いながら、その一部は貯蓄として積み立てているイメージだ。

貯蓄性を持っているため、保険期間が満了したときには満期保険金を受け取ることができたり、途中解約したときには、解約返戻金を受け取ったりできるものがある。また、10年ごとなど、ある一定の期間まで保険に加入し続けることで、一時金のようにお金を受け取ることができるものもある。

主な貯蓄型保険は、「終身保険」や「養老保険」「学資保険」「個人年金保険」などだ。それぞれ目的の違う保険商品であるため、しっかりと理解して選択してほしい。

掛け捨て型保険

掛け捨て型保険とは、払い込む保険料が解約時にごくわずか、もしくは全く戻らない保険のことだ。貯蓄部分がないため、その分保険料が低く抑えられるメリットがある。

主な掛け捨て型保険は、「定期保険」や「収入保障保険」「医療保険」「がん保険」など。少ない保険料で大きな保障を得ることができる掛け捨て型は、子供が独立するまでの万が一の事態に備えるなど、賢く活用していきたい。

貯蓄型と掛け捨て型はどちらがいいの?

貯蓄型も掛け捨て型も、それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらかに偏って選択することは難しい。

貯蓄型と掛け捨て型の両方を組み合わせながら将来的な資金に利用するのか、一時的に大きな保障を期待するのかなど、目的をしっかりと整理して選ぶことがおすすめだ。

生命保険を解約する際の5つの注意点

生命保険を解約するときには、どのようなことに注意しておけばいいか、ここでは解約時の5つのポイントについて紹介しよう。

短期間で保険を解約すると解約返戻金がごくわずか

解約返戻金がある生命保険であっても、加入したあと短期間で保険を解約してしまうと、返戻金はごくわずかしかない。貯蓄性がある終身保険や養老保険は、解約返戻金があることがメリットでもあるが、それなりの期間が経過しなければ、その恩恵を受けることはできない仕組みになっているのだ。

貯蓄型保険は、月々の保険料も割高に設定されているため、解約返戻金がわずかであれば、それだけ損をしてしまうことになるため、安易に解約をするのは控えたほうがよいだろう。

保険という保障がなくなってしまう

保険を解約すれば、同時に保障もなくなることを意味している。解約するときに健康面に心配ないと思っていても、保険の空白期間に、病気や不慮の事故に遭う可能性はゼロではない。万一の保障は、できるだけ途切れさせずに備えておいたほうが自分も家族も安心できるだろう。

再加入の場合は保険料が上がる

別の保険に加入する目的で、現在の保険を解約しようと考えている人もいるだろう。しかし、一般的に保険は「加入時の年齢」で計算される。そのため同じような保障内容でも、保険料が上がってしまうことがある。同じ会社の保険を解約して再加入する場合も同じことだ。

健康状態が悪化すれば保険に再加入できなくなる

生命保険に新しく加入するときには、一般的に「健康状態」を告知することになる。もし以前加入したときよりも健康状態が悪化していれば、新たに保険に加入することができない恐れがあるのだ。

持病があっても加入できる保険商品はあるが、保険料はかなり割高になってしまうことが多い。自分の健康状態も把握したうえで検討するようにしよう。

自動振替貸付にも注意する

自動振替貸付とは、加入者から一定期間保険料の払い込みがないときに、保険の失効を避けるため、解約返戻金の範囲内で保険会社が自動で立替払いをするものだ。

「貸付」とあることからわかるようにこれには利息がかかり、解約返戻金ももちろん減ってしまう。保険料の支払いが困難になった時点で加入状況を見直すか、保険会社に相談するべきだろう。

いざというときのために生命保険は必要

家族を持つ人も、独身の人も、当然のように生命保険に加入している人が多いことだろう。しかし、保険の種類や目的を理解している人は意外と少ない。

はじめて保険に加入するときには、右も左もわからず、営業員が勧めてくる保障内容でまとまることが多いが、20代、30代からでも、老後に向けてしっかりと自分の人生設計をしておき、その計画に沿った保険内容で加入することが理想的だ。

また、健康に不安を感じ始める40代で、家計を支える世帯主なら、万一のときの保障が足りているか、家族の分も含めて見直しするべきではないだろうか。

健康も家計もまだ不安要素がないときにこそ、いざというときに後悔することがないよう、しっかりと備えておくことをおすすめしたい。保険料の負担が家計を圧迫することがないように、保障と貯蓄のバランスをとりながら計画してみてはいかがだろうか。

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