その生命保険は必要ですか- 知らないと損する「遺族年金」の支給額①
(大勢の来場者が「お金の知識」に理解を深めた前野氏の講演 、 写真=ZUU online編集部)

元養護教諭のファイナンシャル・プランナー(FP)、前野彩氏のもとには、「今加入している生命保険が安いのか高いのかが分からない」という悩みを相談しにくる人が多いそうだ。

前野氏は「皆さんが気にするのはその保険が『いいのか悪いのか』『高いのか安いのか』ですが、私はまず『必要かどうか』が大切だと思います。必要だったら高くても必要だし、必要ないなら安くても要らないですよね」と指摘する。

生命保険が必要かどうかを判断するには順序がある。11月22日、品川インターシティホールで開かれた「お金のEXPO」の中から、その方法を紹介した前野氏の講演をお伝えする。


シングルに死亡保障はいらない

もともと保険は「一生分の支出」から「一生分の収入」を差し引き、不足する分を補うために加入すべきものである。自分の身に何かがあったとき、そのあとにかかる支出と収入を計算しするのである。自分が死亡した後、経済的に誰も困らないという独身者であれば死亡保障はいらない。

では、父親が一家の大黒柱で妻が専業主婦、幼い子が2人という家庭はどうだろう。父親が急に亡くなると妻や子は生活に困窮するので生命保険に入るべきと考えるかもしれないが、「そのときに想像力が必要なんです」と前野氏は言う。もしいま自分が死亡したとしても、収入はゼロではない。家族に遺族年金が入るのだ。


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